SNSではみんな楽しそう。でも、自分はなぜか楽しめない
「ソロキャンプ始めてみたけど、なんかピンとこない」
「静かすぎて落ち着かない」
「正直、1人で自然にいると不安になる」
…それ、あなただけではありません。
むしろ、それが普通です。
SNSでは「最高の時間」「焚き火で癒された」なんて言葉が並んでいて、自分だけがソロキャンプにハマれないと、焦ったり落ち込んだりしてしまう。
でも、実際には「やってみたけど合わなかった」と感じる人も多いんです。
ソロキャンプにハマれない理由、よくある5つのパターン
1. 「1人」が好きじゃない、または慣れていない
ソロキャンプの魅力は「1人時間」ですが、それが苦手な人には逆にストレスになります。
孤独感、不安、沈黙。普段から人とのつながりで安心している人にとっては、しんどく感じるのは自然なことです。
2. 理想が高すぎた
SNSやYouTubeで見た“理想のキャンプ像”と、実際のキャンプ体験とのギャップ。
虫がいる。
暑い/寒い。
焚き火がうまくつかない。
思ったより快適じゃない。
現実とのズレが「楽しさ」よりも「疲れた…」につながってしまうことがあります。
3. 設営や準備で疲れて終わる
キャンプって意外と体力を使います。
テントの設営、焚き火、料理、片付け…。
初心者ほど時間がかかるし、終わった頃にはクタクタ。
「リラックスしに行ったのに疲れただけ」…この気持ちは本当に多い。
4. “自然”にそこまで魅力を感じない
焚き火も景色も、「ふーん」で終わる。
自然に心が震える人もいれば、そこまで感動しない人もいる。
それは感性の違いであって、優劣ではありません。
5. “自由”が逆にプレッシャーになる
何をしてもいい。
それがソロキャンプの醍醐味。
でも、「何をしてもいい=何をしたらいいかわからない」になる人も。
予定も目的もない自由な時間に、不安を感じるのは珍しくありません。
無理にハマらなくていい。それでも「楽しみたい」なら
キャンプって「楽しめて当たり前」じゃありません。
向き不向きがあるし、合わないことを受け入れるのも大事な一歩です。
でも、もし「ハマれないけど、なんとなく嫌いにもなりたくない」と思うなら、以下の方法を試してみてください。
「ソロ」にこだわらない
誰かと行くキャンプに切り替えるのも一つの手です。
家族と、友達と、恋人と、気の合う仲間と。
1人じゃないことで不安が消え、「あれ、楽しいかも」と思える瞬間が増えるかもしれません。
「キャンプっぽいこと」だけを楽しむ
・焚き火台でベランダ焚き火
・自宅でアウトドアごはん
・道の駅で車中泊気分だけ味わう
「自然の中に行くこと=キャンプ」じゃなくても、雰囲気だけ楽しむ方法はたくさんあります。
デイキャンプで十分
日帰りで気軽に、無理せず帰れる環境。
荷物も少なく、撤収のストレスも激減。
「泊まらないだけでこんなに気楽なんだ」と気づく人、多いです。
大事なのは「自分に合う形」を見つけること
キャンプがブームだからといって、無理に合わせる必要はありません。
ただ、「ハマれない=失敗」ではないことも忘れないでください。
あなたにとってちょうどいい距離感で、自然と関わる方法を見つけられたらそれがベストです。
1人じゃなきゃダメでも、完璧じゃなきゃダメでもない。
最後に
「自分には向いてないのかも」と思ったときこそ、立ち止まって、自分の心に正直になれるタイミングです。
無理して「好きになろう」としなくていい。
でも、心のどこかで「もう一度だけ、別の形でやってみようかな」と思えたなら、それはきっと、あなたに合ったアウトドアスタイルの入口かもしれません。