「ソロキャンプって自由だけど…暇すぎるとつらい」

そんな悩み、ありませんか?
誰にも気を使わず、好きなときに好きなことができる――それがソロキャンプの醍醐味。
けれど、思いのほか時間が余って、「やることがない」「暇を持て余してしまう」と感じる人は多いんです。
特に初めてのソロキャンプでは、思った以上に「静けさ」が心に響いてきます。
普段の生活で常に誰かと関わっていたり、情報があふれていたりする人ほど、
“ぽっかり空いた時間”に戸惑ってしまうものです。
でも、心配いりません。
この記事では、アウトドアと防災の専門家として、ひとり時間をとことん楽しむ方法を12個紹介します。
どれも簡単で始めやすく、自然との距離がぐっと近づく体験ばかり。
さらにそれぞれに、おすすめのキャンプ道具・防災アイテムも添えてあります。
最後には、「次のキャンプが待ちきれない」と思えるはずです。
暇つぶしアイデア①:焚き火をじっくり眺める
「何もしない時間」を楽しむのが、実は一番贅沢。
焚き火はその象徴です。
火を起こす
→ 薪をくべる
→ 炎を見つめる
→ 炭になっていく
この一連の流れに付き合うだけで、心が自然と整っていくのを感じるでしょう。
夜が近づくほどに、炎の色は変わり、音が柔らかくなっていきます。
この静かな時間は、キャンプの中でもとくに“深い”体験です。
🔸おすすめアイテム
- 初心者でも扱いやすい「折りたたみ式焚き火台」
- 火起こしを助ける「ジェル着火剤」
- 炎をコントロールできる「火吹き棒(コンパクト収納)」
暇つぶしアイデア②:メスティンで料理を楽しむ
「料理」と聞いて身構える必要はありません。
メスティンが1つあれば、立派な料理がいくらでも作れます。
たとえば――
- ツナ缶と醤油の炊き込みご飯
- チーズリゾット風ごはん
- スモア風スイーツ
- ホットケーキミックスを使った蒸しパン
難しい工程はなく、洗い物も少なめ。
自分だけの“とっておきレシピ”を見つける時間は、確実にキャンプの思い出になります。
🔸おすすめアイテム
- 初心者向け「メスティン炊飯キット(固形燃料&五徳付き)」
- 調味料をコンパクトに収納できる「スパイスボトルセット」
暇つぶしアイデア③:ノートに気持ちを書き出す
自然の中では、心の奥の声が聞こえてきます。
普段は忘れている「自分の本音」と、そっと対話するのにぴったりなのがノートです。
書くことが決まっていなくても構いません。
その日感じたこと、頭に浮かんだ言葉をぽつぽつと書いていくだけで、不思議と気持ちが軽くなります。
これは“自分をケアする行為”であり、立派な時間の使い方です。
🔸おすすめアイテム
- 濡れてもにじまない「防水キャンプノート」
- 書き心地抜群「キャンプ専用ゲルインクペン」
暇つぶしアイデア④:ラジオやポッドキャストを聴く
自然の音もいいけれど、人の声に安心する瞬間もあります。
そんな時におすすめなのが、ラジオやポッドキャストです。
アウトドアに役立つ豆知識、防災の心得、キャンプギアのレビューなど、
“耳だけ参加”できる番組は無限にあります。
しかも、防災面では「ラジオ」は必須。
電波の届かないエリアでも、手回し式なら災害情報を逃さず受信できます。
🔸おすすめアイテム
- ソーラー&手回し式「多機能ラジオ(ライト・充電機能付き)」
- 音を遮断せず安全「骨伝導式Bluetoothイヤホン」
暇つぶしアイデア⑤:星空観察で“悩みが小さくなる”感覚を味わう
夜のキャンプ場で空を見上げると、街では見られない無数の星が広がります。
この星空は、言葉にできない感動を与えてくれます。
星座アプリを使えば、どこに何があるのかがすぐわかるので、初心者でも楽しい。
宇宙の広さを感じると、「自分の悩みって、意外と小さいな」と思えるかもしれません。
🔸おすすめアイテム
- 初心者向け「天体観察用双眼鏡(軽量タイプ)」
- 星座を探せる「星空観察アプリ(無料)」
暇つぶしアイデア⑥:ブッシュクラフトに挑戦する
ブッシュクラフトとは、自然にあるもので道具や生活用品を作るアウトドア技術。
ナイフ1本から始められ、枝でスプーンやペグを削ったり、小さな椅子を組んだりできます。
無心で作業に没頭する時間は、意外なほどリフレッシュになります。
「生きる力」を養う感覚は、防災にも直結する実用的な暇つぶしです。
🔸おすすめアイテム
- 小型で扱いやすい「ブッシュクラフトナイフ」
- 木くずや枝の飛びを防ぐ「アウトドア手袋」
暇つぶしアイデア⑦:写真や動画を撮って編集する
スマホでも十分。
風景、焚き火、料理など、キャンプの記録は“思い出”にも“コンテンツ”にもなります。
撮った写真や動画を、ちょっと加工してみるだけで楽しさ倍増。
SNS投稿用に編集したり、自分だけのアルバムを作ったりしても面白い。
🔸おすすめアイテム
- 安定感バツグン「スマホ用三脚スタンド」
- 夜間でも綺麗に映る「LEDリングライト」
暇つぶしアイデア⑧:ハンモックで昼寝&読書
キャンプ場の木陰にハンモックを吊るして、
好きな本を読みながら風に揺られてうたた寝する――。
これ以上の癒しはありません。
軽量タイプのハンモックなら設営もラクラク。折りたためる読書灯があれば、夜でも快適に読書できます。
🔸おすすめアイテム
- 自立型「折りたたみハンモック」
- 防水ブックカバー&読書灯セット
暇つぶしアイデア⑨:ミニDIYに挑戦して“自分だけの道具”を作る
小枝や竹でスプーンを削る。
ロープでシェラカップホルダーを作る。
木片でオリジナルのカトラリー置きを作る。
ちょっとした工夫で、世界に一つだけのギアができあがります。
「自分で作った道具」は、次回以降のキャンプでも愛着が湧きます。
🔸おすすめアイテム
- 木工用小型ヤスリ&ナイフセット
- ワックスコード(ロープクラフト用)
暇つぶしアイデア⑩:「もしも」に備える災害シミュレーション
ソロキャンプは、“疑似避難生活”としての訓練にも最適です。
・電源が使えない状況でどこまで快適に過ごせるか?
・水や食料はどれだけ必要か?
・ライトやラジオの使い方は身についているか?
1泊のキャンプを“防災演習”に変えるだけで、自分の備えに大きな差が出ます。
🔸おすすめアイテム
- 1人1泊用の「非常食セット」
- 多機能対応「ソーラーチャージャー付きランタン」
暇つぶしアイデア⑪:紙の地図で旅の計画を立てる
スマホもいいけれど、紙の地図には“旅情”があります。
キャンプ場の周辺を確認したり、次に行きたい場所を探したり。
コーヒーを飲みながら地図を眺めているだけで、ワクワクしてきます。
🔸おすすめアイテム
- 水濡れに強い「アウトドア用地図帳」
- 地名や記録が書き込める「耐水ボールペン」
暇つぶしアイデア⑫:自然への恩返し。ごみ拾い&小さなボランティア
静かなキャンプ場で、
ほんの少しでもゴミを拾うと、心の中まできれいになる気がします。
誰に見られなくても、自分の中で「いい時間を過ごした」という満足感が残ります。
それは自然への感謝、そして次に訪れる人への配慮。
🔸おすすめアイテム
- 折りたたみ式「軽量ゴミ拾いトング」
- 持ち運びしやすい「防臭ゴミ袋(キャンプ用)」
▼ まとめ:ソロキャンプは“自由”と“自分を整える”時間
ソロキャンプには、ひとりだからこそ味わえる楽しさがあります。
何かをしなければいけないわけじゃない。
でも、ちょっとしたアイデアと道具があれば、その時間はもっと豊かに、忘れられないものになります。
今回紹介した12の過ごし方は、どれも
**「心が整い、防災にもつながる」**最高の時間の使い方です。
▶ 次のソロキャンプに向けて、今できること
興味を持ったアイテムを少しずつ揃えるだけでも、
「次のキャンプが待ち遠しくなる」はずです。
あなたのひとり時間が、心から満たされるものでありますように。