こんにちは。
カメラを買ったばかりの生徒さんから、よくこんな相談を受けます。
「レンズってどれを買えばいいんですか?」
「やっぱり高いレンズのほうがいいんでしょうか?」
「ズームと単焦点、どっちがいいのかよくわからなくて…」
この「レンズ選び」、実は初心者が一番つまずきやすいポイントです。
なぜなら、お店にもネットにも「おすすめ」が多すぎて、
何が自分に必要なのかわからなくなってしまうから。
でも安心してください。
レンズ選びには、失敗しないための考え方 があります。
この記事では、カメラ初心者さんが最初の1本で後悔しないために、
プロとして本音でアドバイスします。
📌 【結論】初心者がレンズ選びで失敗しないために大切なのは「何を撮りたいか?」
「みんなが使ってるから」「おすすめされているから」ではなく、
✅ あなたが何を撮りたいのか? が決め手です。
これをはっきりさせないまま選ぶと、
せっかく買ったのにほとんど使わなかったり、
「思ってたのと違った…」と後悔する原因になります。
🎯 【7つのポイント】初心者が失敗しないために知っておくべきこと
1️⃣ 【何を撮りたいのかを決める】
→ これがすべてのスタート。
撮りたい写真 | 選ぶべきレンズ |
---|---|
家族写真、旅行、日常スナップ | 標準ズームレンズ(18-55mmなど) |
背景をふんわりボカしたポートレート | 単焦点レンズ(50mm F1.8など) |
運動会、スポーツ、動物園 | 望遠ズームレンズ(70-300mmなど) |
風景・建築をダイナミックに撮りたい | 広角ズームレンズ(10-18mmなど) |
2️⃣ 【ズームレンズと単焦点レンズの違いを知る】
■ ズームレンズ
- 焦点距離を自由に変えられる(例:18-55mm)
- 広角から標準まで1本でカバーできる
- 旅行や家族写真に万能
■ 単焦点レンズ
- 焦点距離がひとつ(例:50mm)
- ズームできないぶん画質が良い
- 背景がよくボケる(明るい・F値が小さい)
- 料理、ポートレート、カフェ写真に向いている
3️⃣ 【F値(明るさ・ボケ)の意味を理解する】
F値 | 明るさ | 背景のボケ感 |
---|---|---|
F1.4〜F2.8 | 明るい | しっかりボケる(背景がふんわり) |
F3.5〜F5.6 | 普通 | ほどよくボケる |
F8以上 | 暗め | 背景までクッキリ写る |
背景をボカしたいならF値が小さいレンズ。
でも、最初は「ズームレンズ(F3.5〜5.6)」で大丈夫!
4️⃣ 【「最初は1本」でOK!無理にそろえない】
「レンズは何本も必要?」とよく聞かれますが、
✅ 最初は1本でじゅうぶんです。
まずは標準ズーム(18-55mmなど)でカメラに慣れて、
「もっとこう撮りたい!」と思ったときが、2本目を考えるタイミング。
5️⃣ 【カメラとレンズの「マウント」が合っているか確認する】
メーカーごとに「マウント(取り付け部分)」が違います。
- Canon → EF、EF-S、RF
- Nikon → Fマウント、Zマウント
- Sony → Eマウント
- 富士フイルム → Xマウント
- OM SYSTEM(オリンパス) → マイクロフォーサーズ
✅ 自分のカメラと合うレンズかどうか、必ずチェック!
6️⃣ 【高いレンズ=いい写真ではない】
「高いレンズじゃないと良い写真は撮れない」
→ これは大きな誤解です。
初心者さんが最初にやるべきは、
✅ 構図を学ぶ
✅ 光を読む
✅ 今ある1本をしっかり使いこなす
道具の力より「どう撮るか」のほうが大切。
7️⃣ 【おすすめランキングを鵜呑みにしない】
ランキングや口コミはあくまで「参考」まで。
✅ あなたが「撮りたいもの」に合ったレンズを選ぶのが大事。
💎 【先生の本音】初心者のレンズ選びで大切なのは「背伸びしない」こと
まずは1本。
そのレンズをとことん使い込む。
「もっとこうしたい」と思ったとき、初めて次の1本を考える。
これがいちばん失敗しないレンズ選びのコツです。
🥰 【まとめ】初心者がレンズ選びで失敗しないための考え方
✅ 何を撮りたいのか決める
✅ ズームと単焦点の違いを知る
✅ F値はボケと明るさに関係する(でも最初はズームでOK)
✅ 無理に本数をそろえなくていい
✅ 「必要になったとき」が2本目のタイミング
✅ マウント確認を忘れない
✅ 高いレンズが正解ではない
最初の1本は、あなたが「撮ることを楽しめる」ことがいちばん大切。
難しく考えず、気軽に一歩を踏み出してみてください😊