キャンプをもっと快適に、もっとおしゃれに楽しみたい。
そんな人にぴったりなのが、スノーピークの名作「ローチェア30」です。
“座ってみれば違いがわかる”——ローチェア30は、ただのキャンプ用チェアではありません。座り心地、質感、使い勝手、すべてにおいて一段上。この記事では、その魅力を実際の使用感を交えてじっくりレビューします。
製品スペック（基本情報）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展開サイズ | 約58×65×86(h)cm（座面高30cm） |
| 収納サイズ | 約16×18×101(h)cm |
| 重量 | 約3.6kg |
| 素材 | フレーム：アルミ合金／シート：ポリエステル／肘掛け：竹集成材 |
| カラー | カーキ／ブラウン |
| 価格帯 | 約20,000〜25,000円前後（時期・販売店による） |
収納ケースも付属しており、持ち運び時にはショルダーストラップで肩掛けが可能。コンパクトとは言えませんが、車キャンプならまったく問題のないサイズです。
座り心地：くつろぐために設計された“本物の椅子”
まず特筆すべきは、驚くほど自然な座り心地です。
座面高は30cmと低めですが、低すぎず絶妙な高さ。焚き火台との距離感もちょうどよく、調理や手元作業を妨げません。
背もたれは長めに設計されており、肩から背中までしっかりと支えてくれるため、長時間座っていても疲れにくいのが特徴です。
さらに座面がわずかに斜めになっているため、身体の重心が自然に後ろに預けられ、リラックスした姿勢をキープしやすい構造になっています。アウトドア用とは思えないほど、姿勢の安定感があります。
「ただ座る」ではなく、「しっかりくつろぐ」ことを追求した一脚です。
デザインと素材：シンプルだけど“安っぽくない”本物感
スノーピークらしく、見た目にも一切の妥協がありません。
肘掛けには竹集成材を採用。自然素材ならではの手触りと見た目の上質さがあり、プラスチック製のチェアとはまったく別物の雰囲気を醸し出します。
金具にはステンレスが使われていて、錆びにくく頑丈。そしてフレームのアルミ合金はマット仕上げで、光の反射を抑えた落ち着いた印象です。
カラーはカーキとブラウンの2色展開で、どちらも自然の風景に馴染むナチュラルなトーン。どんなテントやキャンプギアとも調和し、サイト全体の雰囲気をワンランク上げてくれる存在です。
使い勝手：組み立て・収納が圧倒的に“楽”
ローチェア30は、ワンアクションで展開できる構造が非常に便利です。
折りたたんだ状態からそのまま開くだけで使用可能。キャンプ場での設営や撤収で煩わしさを感じることはほぼありません。
収納時も細長くたたむだけでOK。付属の収納ケースに入れれば、肩に掛けて持ち運ぶことができます。
サイズとしてはコンパクトとは言えないものの、収納性よりも“使い勝手と快適さ”を重視する人にはぴったりです。
使用上の注意点・気になるところ
- 価格は高め（2万円前後）
他メーカーのチェアと比べると価格は高め。ただし、耐久性・快適性・デザインを考慮すれば「納得の価格帯」と言えるでしょう。 - 重さはややある（3.6kg）
片手でヒョイと持てるほど軽くはありません。軽量性重視の方は注意ですが、そのぶん安定性は抜群です。 - 収納時に少しかさばる
収納サイズがやや縦長なので、車の積載スペースに余裕があると理想的です。
こんな人におすすめ！
✔ 焚き火や食事の時間を“くつろぎの時間”に変えたい人
✔ 長時間座っても疲れないチェアを探している人
✔ サイト全体の見た目にこだわりたいおしゃれキャンパー
✔ 質感や素材にこだわるアウトドア上級者
✔ 安物を何度も買い換えるより“長く使える一脚”が欲しい人
まとめ：価格以上の価値を感じる、上質なロースタイルチェア
スノーピークの「ローチェア30」は、ただのアウトドアチェアではありません。
丁寧に作られた椅子に座ることで、キャンプでの時間そのものが「もっと豊かに」変わる。そんな一脚です。
たしかに価格は高め。でもそれを上回る使い心地、安定感、質感、そして所有欲を満たしてくれる満足感があります。
「買ってよかった」「もっと早く使えばよかった」と感じる人が多いのも納得です。
キャンプのくつろぎ時間を大切にしたい人へ、自信を持っておすすめできるチェアです。
