「ポータブル電源って本当にいるの?」と悩んでいるあなたへ
ソロキャンプに興味があるけど、準備を進めるほどに悩みが増えるもの。
特に迷う人が多いのが「ポータブル電源は必要かどうか?」という問題です。
- 「スマホの充電くらいならモバイルバッテリーでいいんじゃない?」
- 「なるべく荷物は減らしたい…」
- 「でも電気毛布とかも使えたら楽そう…」
こんなふうに思っている初心者の方も多いはず。
そこでこの記事では、ポータブル電源が本当に必要なのはどんな場合か?
メリットと失敗しない選び方を、初心者でもわかるようにやさしく解説します。
「なんとなく買ったけど、結局使わなかった…」と後悔しないために、ぜひ最後まで読んでください。
そもそもポータブル電源って何?
ポータブル電源とは、持ち運びできる大容量のバッテリーのこと。
スマホのモバイルバッテリーよりもパワフルで、ACコンセントやUSBポートが付いていて、家電やデジタル機器を充電できます。
最近はキャンプやアウトドアだけでなく、防災グッズとしても注目されています。

【結論】ソロキャンプでポータブル電源が必要なのはこんな人
✔︎ 必要なケース
- スマホやカメラを何度も充電したい
- LEDランタンを夜通し使いたい
- 冬キャンプで電気毛布や電気カーペットを使いたい
- ポータブル冷蔵庫や扇風機を使いたい
- ノートパソコンやドローンを充電したい
電気を使うアイテムを持っていくなら、ポータブル電源はかなり便利です。
たとえば電気毛布が使えれば、冬キャンプの寒さが一気に和らぎます。
冷蔵庫が使えれば、生肉や魚を新鮮なまま持っていけて、キャンプ飯の幅も広がります。
❌ いらないケース
- 日帰りキャンプ
- 基本は焚き火と電池式ライトだけでOK
- スマホもあまり触らない、連絡手段だけあればいい
「不便を楽しむ」スタイルなら、ポータブル電源がなくても十分楽しめます。
必要かどうかは「どんなキャンプをしたいか?」で決まります。

ポータブル電源があるとできること【メリット解説】
① スマホの充電切れを気にしなくていい
ソロキャンプでも、スマホは意外と使うシーンが多いもの。
- 地図アプリで現在地確認
- 天気予報のチェック
- 写真や動画の撮影
- SNSへの投稿
- 緊急時の連絡
「充電が切れそうだから早めに切り上げよう…」なんて心配がなくなります。
② 夜の灯りをしっかり確保できる
キャンプサイトが暗いと、ただ不便なだけでなく事故のもとにも。
LEDランタンを複数使いたい場合や、間接照明でおしゃれなサイトを作りたいときもポータブル電源が活躍します。
③ 寒い季節も快適に過ごせる
冬キャンプで人気なのが「電気毛布」。
石油ストーブや薪ストーブは荷物がかさばったり、一酸化炭素中毒の心配もあります。
電気毛布なら、軽くて安全。電源があれば暖かく寝られて、寒さで眠れない…なんてこともありません。
④ 料理の幅が広がる
冷蔵庫が使えれば、生ものも安心して持ち込めます。
- 生肉、魚、チーズ、卵など
- 冷たいビールやジュース
アウトドアクッキングを楽しみたい人には大きなメリット。
⑤ 災害時にも使える
キャンプ用だけでなく、非常時の備えとしても使えるのがポータブル電源の良いところ。
停電時でもスマホやライト、ラジオが使えるので、防災意識の高い人にも選ばれています。
【失敗しない】ポータブル電源の選び方
1. 容量(Wh)を知る
「Wh(ワットアワー)」は、どれだけ電気をためられるかの目安。
どのくらいの容量が必要?
使いたいもの | 目安容量 |
---|---|
スマホ充電だけ | 200Wh前後 |
ランタン・スマホ・カメラ | 300〜500Wh |
電気毛布・冷蔵庫も使う | 500Wh以上 |
容量が足りないと途中でバッテリー切れになるので注意。
2. 出力(W)をチェック
「W(ワット)」は一度に出せるパワー。
電気毛布や冷蔵庫などは、150〜300W程度の出力が必要です。
✔︎ 消費電力が高い家電を使うなら「定格出力」が高いモデルを選ぶ。
✔︎ 起動時に一時的に大きな電力が必要な機器(冷蔵庫など)は「瞬間最大出力」も確認。
3. ポートの種類と数
USB-A、USB-C、ACコンセント、シガーソケットなど、接続したい機器に合ったポートがあるか必ず確認。
複数同時に使いたいならポートの数もチェック。
4. 重さとサイズ
ソロキャンプの場合、荷物が多すぎると移動が大変。
容量が大きいほど重くなるので、「持ち運びやすさ」と「必要な容量」のバランスを考えましょう。

【まとめ】無理に買う必要はない。でも「あると快適」は本当。
ポータブル電源は、キャンプをより快適にしてくれるアイテムですが、必ずしも「必要」ではありません。
「自分がどんなスタイルでキャンプをしたいのか?」
これを考えるのが一番大事です。
- 電気を使うアイテムを持っていくなら、安心のために用意する
- 「不便を楽しむ」なら不要。モバイルバッテリーで十分
あなたのキャンプスタイルに合った選び方をして、ぜひ快適で楽しいソロキャンプを!
