「子どもがいても、キャンプをストレスなく楽しみたい」
「多少の雨や風でも安心して過ごしたい」
「リビングも寝室も、ちゃんと広いテントが欲しい」
そんなファミリーキャンパーの理想を叶えてくれるのが、スノーピークの超定番2ルームテント**「ランドロック(TP-671R)」**です。
今回は、ランドロックの魅力、実際の使用感、設営のコツ、注意点まで、じっくり解説します。
基本スペックと概要
項目 | 詳細 |
---|---|
使用時サイズ | 約625×405×205cm(かなり大型) |
収納サイズ | 約75×33×36cm(大きめだが持ち運び可能) |
重量 | 約22kg(フルセット、ペグ等含む) |
素材 | フライシート:150Dポリエステルオックス(耐水圧1800mm) ポール:A6061アルミ合金 |
定員 | 快適4~6人(最大なら大人6人も可能) |
ランドロックは、リビングと寝室が一体になった本格的な2ルームテントです。
スノーピークの中でもファミリー層から圧倒的な人気を誇るロングセラーモデル。広さ、快適性、耐久性すべてが高水準です。
特徴①:圧倒的な“広さ”とレイアウト自由なリビング空間
まず驚くのは、テントの横幅625cm・奥行405cmという圧倒的な広さ。
リビングスペースにはテーブル、チェア、荷物、さらには子どもの遊びスペースまで置ける余裕があります。
天井高は205cmと十分で、大人が立ったまま移動できるため、雨の日でもストレスなし。
サイドドアは2カ所あり、出入りがスムーズ。晴れた日は両サイドを跳ね上げて、オープンリビング風にもアレンジ可能です。
「大きすぎる?」と不安に思うかもしれませんが、実際はこの広さが快適キャンプの鍵になります。
特徴②:吊り下げ式のインナーテントが超便利
ランドロックのインナーは吊り下げ式で、リビングスペースの後方に設置します。
この構造により、インナーなしで大型シェルターとしての使用も可能。夏はインナーなしでコット泊、冬は閉じて寝袋使用など使い方の自由度が非常に高いです。
寝室の中も広々。大人2人+子ども2~3人でも窮屈さを感じません。寝袋、マット、荷物を置いても動ける空間が残ります。
特徴③:耐久性と通気性のバランスが◎ オールシーズン対応
フライシートは150Dポリエステルオックス、耐水圧1,800mmと安心のスペック。
加えてアルミ合金フレーム構造のため耐風性にも非常に優れており、悪天候時にも崩れにくいのが魅力です。
また、大型ベンチレーター(通気口)や全面メッシュ窓を活用すれば、夏の蒸し暑さ対策も万全。
冬にはスカート(風よけ)付きで地面からの冷気をシャットアウト。まさに真夏から真冬までフルシーズン使える万能型テントです。
設営のしやすさ:大きいのに意外とスムーズ
「大きすぎて設営が大変では?」と心配になる方も多いですが、構造はかなりシンプル。
3本のアーチフレームと2本のリッジポール(天井用)を組み合わせて形を作る方式で、慣れれば2人で30〜40分ほどで完成します。
フレームの色分け、スリーブの設計も分かりやすく、説明書通りに進めれば迷いません。
特にスノーピーク製品は構造がしっかりしており、「立ち上がる感覚」がはっきりしていて安心感があります。
注意点:サイズと重量にだけは要注意
- 22kgは本気で重いです。搬入搬出はカート必須。背負うのはほぼ無理。
- 広げるにはかなりのスペースが必要。特に区画サイトでは「6m以上」確保できるか事前に要チェック。
- 乾燥がやや大変。撤収後に濡れていたら、しっかり干せるスペースがないと厳しいです。
ですが、これらのデメリットを上回る快適さが待っています。
ランドロックはこんな人におすすめ
✔ キャンプを“家族で安心して楽しみたい”人
✔ 雨や風でも快適に過ごせるテントを探している人
✔ 子どもたちがのびのび遊べる空間を確保したい人
✔ オールシーズン1張りで済ませたい人
✔ 長く使える“本気のテント”を持ちたい人
まとめ:ランドロックはファミリーキャンプの完成形
ランドロックは、スノーピークの誇るフラッグシップ2ルームテント。
その広さ、強さ、使いやすさ、どれを取っても「さすが」のひと言です。
初心者にはちょっとハードルが高そうに見えますが、設営のしやすさと安定感を知ればむしろ安心。そして何より、使ってみると「この広さがあって本当に良かった」と心から思えます。
最初の1張りとしても、本気の1張りとしても、ランドロックは間違いなく「長く使える相棒」になってくれます。