【保存版】「F値ってなに?」が今日スッキリわかる!カメラ初心者が最初に覚えたいレンズの基本


目次

■ はじめに:「F値って結局なんなの?」と悩んでいませんか?

「写真をきれいに撮りたい」「背景をふんわりボカしてみたい」
そう思ってカメラを手にしたけど、最初につまずきやすいのが F値 という言葉。

説明を読んでもなんだか難しそう…
「絞り?開放?F値が小さいと明るい?どういうこと?」
そんなふうに感じたことがある人は多いはずです。

でも安心してください。
この記事では、カメラが初めての人でもちゃんと理解できるように、
「F値ってそもそも何?」から、写真にどんな影響があるのかまで
ひとつひとつ丁寧に、わかりやすく説明していきます。

「難しい用語が出てきたら読むのをやめよう」と思わずに済むように、
できるだけかみくだいて、写真のイメージと一緒にお話しします。

この記事を読み終わる頃には、きっとあなたも
「なるほど、そういうことだったのか!」とスッキリできるはずです。


■ そもそもF値ってなに?カメラのレンズの「目のひらき」

F値はカメラレンズの 「光を通す量」 を表す数字です。
よく「絞り値」とも呼ばれます。

わかりやすく言うと、
レンズの中にある羽(はね)みたいなものがどれくらい開いているか を示すのがF値。

イメージは人間の「目のひらき」。
暗いところでは目を大きく開いてたくさん光を取り込もうとしますよね?
明るいところでは逆に目を細めます。

カメラのレンズも同じように、
たくさん光を入れるために大きく開いたり、光を絞るために小さく閉じたり します。
この「開き具合」を数字で表したのがF値なのです。


■ F値が小さいほど「たくさん光が入る」

→ 明るく写る・背景が大きくボケる

F値は 数字が小さいほどレンズが大きく開く というルール。

たとえば…

  • F1.8 → すごく大きく開いている → 光がたっぷり入る → 明るい写真が撮れる → 背景がふわっとボケる
  • F16 → かなり絞られている → 光は少ししか入らない → 暗くなりがち → 背景までピントが合う

ここで大事なのは、
「F値が小さいと背景がボケる」という特徴

背景がとろけるようにボケて、撮りたい被写体がスッと浮き上がる。
いわゆる「一眼レフっぽい写真」「プロっぽい写真」に見えるのは、この効果です。


■ F値が変わると、こんなに写真が変わる!

● F1.8(F値が小さい)

  • 背景が大きくボケる
  • 被写体がくっきり目立つ
  • ポートレート(人物写真)や料理写真にぴったり

● F8(中くらいのF値)

  • 適度に背景もわかる
  • スナップ写真や風景、街並みの撮影にちょうどいい

● F16(F値が大きい)

  • 背景までしっかりピントが合う
  • 風景写真、集合写真、建物の写真向き

■ なぜF値でボケるの?その理由も知っておこう

ボケる理由は、レンズを通った 光の広がり方 にあります。

F値が小さいとレンズが大きく開いて、
ピントが合う範囲(=「被写界深度」といいます)がすごく狭くなる。
だから、ピントが合っているところ以外がふわっとボケて見えるんですね。

逆にF値が大きいと、ピントが合う範囲がグッと広がります。
遠くの背景までくっきり写るのはこのためです。


■ F値は「明るさ」と「ボケ感」の調整役

F値の役割は大きく2つ。

役割説明
明るさを決める光がどれくらい入るかをコントロールする
ボケを作る背景をぼかすか、くっきり写すかを決める

この2つを知っているだけで、
写真の雰囲気が自分の思い通りに変えられるようになります。


■ さらに大事なポイント:F値だけで明るさは決まらない!

実は明るさは F値だけで決まるわけではありません
カメラには「シャッタースピード」と「ISO感度」という設定もあります。

  • シャッタースピード → シャッターを開いている時間
  • ISO感度 → センサーが光をどれだけ敏感に受け取るか

この3つで写真の明るさは決まります。
(この3つを「露出」と呼びます)

だからF値を変えるときは、
シャッタースピードやISO感度とのバランスも大事です。


■ 「じゃあ何から設定すればいいの?」

→ 最初は「絞り優先モード(Aモード)」を使おう

カメラのモードダイヤルに「A」や「Av」と書いてあるのが 絞り優先モード
ここでは F値を自分で決めれば、あとはカメラが自動で調整してくれる ので簡単です。

「背景をぼかしたいからF2.8にしよう」
「全体にピントを合わせたいからF8にしよう」

そうやって少しずつ覚えていけば大丈夫。


■ まとめ:F値の基本を覚えると、写真がぐんと楽しくなる!

F値の大きさ明るさ背景のボケこんなときに使う
小さい(F1.4〜2.8)明るいよくボケるポートレート、夜景、料理
中くらい(F4〜8)普通適度にボケるスナップ写真、日常、テーブルフォト
大きい(F11〜16)暗めボケにくい風景、集合写真、建物

■ 最後に:わからなくても大丈夫。カメラは楽しく撮ればいい。

最初から全部を完璧に理解しようとしなくて大丈夫です。
「背景をぼかしたいときはF値を小さくする」
「風景を撮りたいときはF値を大きくする」

まずはこれだけ覚えておけば十分。
カメラは設定よりも、「どう撮りたいか」を大切にしてください。

撮ってみて、「あれ? 思ったより暗いな」とか「ボケすぎたな」と感じたら、
少しずつF値を変えて試してみましょう。

写真は自由です。
このページをブックマークして、困ったときにまた見返してくださいね。

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