こんにちは。
カメラを始めたばかりの方から、よくこんな相談を受けます。
「このレンズ、私のカメラに付きますか?」
「キヤノンのレンズをソニーのカメラに付けられますか?」
「友達からレンズもらったんですけど、はまらなくて…」
実はこの悩み、初心者さんがレンズ選びでいちばんやりがちな失敗です。
特に中古やネットで「安い!」と思って買ったレンズが、
いざ届いたら「カメラに付かない」というケースがかなり多いんです。
その原因が、
✅ 「レンズマウント」という仕組みを知らなかった こと。
でも安心してください。この記事では、初心者さんでもわかるように
🔰 レンズマウントとは?
🔰 なぜマウントが合わないとダメなの?
🔰 自分のカメラに合うマウントはどう調べる?
を、プロとしてわかりやすくお伝えします。
💡 【そもそも】レンズマウントって何?
カメラとレンズをドッキングさせる「取り付け口の形」、それがマウントです。
カメラ本体とレンズを「ガチッ」とはめる部分のことですね。
でもこのマウント、
メーカーごとに、さらにカメラの種類(ミラーレスか一眼レフか)によって
形も大きさも違います。
だから、
✅ 「レンズなら何でも付く」わけではありません。
🛑 【イメージしやすく説明】マウントは「コンセントの形」
カメラ本体が「コンセント」。
レンズが「プラグ」。
形が違うと、プラグを刺しても電気が通りませんよね。
それと同じで、
マウントが違うと、レンズは物理的に付かないし、付いても動作しない のです。
🎯 【初心者が失敗しやすい例】
- 「キヤノンのレンズをソニーのカメラに付けたい!」 → 付かない
- 「キヤノンEFレンズだからキヤノンのカメラならOK?」 → 実はRFマウントのミラーレスには付かない
- 「ニコンならどのレンズでも大丈夫?」 → Fマウント(旧一眼レフ)とZマウント(ミラーレス)は別物!
「同じメーカーだから大丈夫」と思い込むと失敗します。
📷 【メーカー別】レンズマウント早わかり一覧
メーカー | 一眼レフ用マウント | ミラーレス用マウント |
---|---|---|
Canon(キヤノン) | EF / EF-S | RF / RF-S |
Nikon(ニコン) | Fマウント | Zマウント |
Sony(ソニー) | Aマウント(一眼レフ) | Eマウント(ミラーレス) |
Fujifilm(富士フイルム) | なし | Xマウント |
OM SYSTEM(旧オリンパス) | なし | マイクロフォーサーズ(MFT) |
Panasonic(パナソニック) | なし | マイクロフォーサーズ(MFT) |
🧐 【なぜマウントが違うの?】メーカーごとの事情と歴史
- 一眼レフとミラーレスで「カメラ本体の構造」が違う
- 新しいマウントは設計上、軽量化・高画質化しやすい
- だから同じメーカーでもマウントが分かれている
たとえばキヤノンは、
🔵 一眼レフ → EFマウント
🔵 ミラーレス → RFマウント(新規格)
ニコンも、
🔵 一眼レフ → Fマウント
🔵 ミラーレス → Zマウント
これを知らずにレンズを買うと「付かない!」となります。
🛠️ 【どうしても違うマウントのレンズを使いたいときは?】
「マウントアダプター」という便利な道具があります。
たとえば、
- EFレンズ → RFマウントのカメラへ変換
- Fマウントレンズ → Zマウントカメラへ変換
✅ ただし注意!
- オートフォーカスが使えない場合がある
- 手ブレ補正が効かないこともある
- アダプター自体も1〜3万円ほどする
初心者さんはまず、
マウントが合うレンズを選ぶほうが安心です。
🧭 【自分のカメラのマウントを調べる方法】
- カメラ本体の説明書を読む(マウント名が書いてあります)
- カメラ本体の型番をネットで検索する(「○○カメラ マウント」でOK)
- メーカー公式サイトを見る
🎉 【まとめ】初心者が「レンズマウント」で失敗しないために
✅ レンズマウント=カメラとレンズを取り付ける部分(規格)
✅ メーカーや機種によってマウントは違う
✅ 同じメーカーでも一眼レフとミラーレスで違う場合がある
✅ まずは「自分のカメラのマウント」を調べる
✅ アダプターは便利だけど初心者はまず純正レンズが安心
せっかく買ったレンズが「付かない」「使えない」なんて、もったいないですよね。
まずはマウントをしっかり理解して、安心してレンズ選びを楽しみましょう😊