こんにちは😊
カメラを始めたばかりの生徒さんから、よくこんな相談を受けます。
「レンズってどうやって保管したらいいんですか?」
「やっぱり防湿庫は買ったほうがいいんでしょうか?」
「カビが生えるって聞いて不安です…」
正直、この質問が出る人はかなり「センスがいい」と思います。
なぜなら、レンズの管理は
✅ 上達するために必要な「道具を大事にする力」
だからです。
そして結論から言うと…
✅ レンズの管理は難しくありません。
✅ 正しい知識さえあれば、初心者でもちゃんとできます。
✅ 防湿庫が必ず必要なわけではありません。
この記事では、初心者さんでもわかるように、
🔰 なぜレンズの管理が必要なのか?
🔰 基本のレンズ保管方法
🔰 防湿庫は必要?いらない?
を、写真の先生としてていねいにお伝えします。
🎯 【なぜ管理が必要?】レンズは湿気とホコリに弱い
レンズは精密機械。
とてもデリケートな道具です。
特に注意したいのが「湿気」と「ホコリ」。
日本は梅雨があり、夏はジメジメ。
何も対策しないと、レンズの内部に「カビ」が生えます。
もしカビが生えたら…
❌ 写りが白っぽくなる
❌ 修理代が高額(数万円)
❌ 最悪の場合「修理不可能」→ 買い直し
新品でも中古でも関係ありません。
管理を間違えると、どんなレンズでもカビます。
🛠️ 【まず覚えておこう】レンズ保管の3つの基本ルール
① 【キャップを必ず付ける】
✅ 前玉・後玉、両方キャップをする
✅ 保護フィルターもあれば安心
→ ホコリや指紋を防ぎます。
② 【湿気がこもらない場所に置く】
✅ 窓際・キッチン・車内など高温多湿の場所はNG
✅ 押し入れの奥深くも危険(意外と湿気がたまりやすい)
✅ クローゼットの中は案外いい(風通しがよければ◎)
③ 【たまには動かす(使う)】
✅ ピントリングやズームリングをぐるっと回す
✅ 電源を入れてオートフォーカスを動かす
→ 長期間放置すると「油が固まる」「カビが生える」原因になります。
💡 【実際どう保管する?】3つの選択肢
保管方法 | コスト | 初心者おすすめ度 | ポイント |
---|---|---|---|
防湿庫(電動) | 1万〜5万円 | ◎ | 湿度自動管理、安心・ラク |
ドライボックス(簡易防湿庫) | 2000〜5000円 | ◎ | 乾燥剤+密閉ケース、コスパ最強 |
乾燥剤+密閉ケース | 1000円前後 | ○ | とにかく安く済ませたいならこれ |
🧐 【防湿庫は必要?いらない?】先生の本音
「初心者でも防湿庫は必要ですか?」
この質問、本当によくされます。
私の答えは👇
✅ レンズが2〜3本以上あるなら「防湿庫」が安心
✅ 1本だけなら「ドライボックス+乾燥剤」で十分スタートできる
【防湿庫のメリット】
- 湿度が自動で40〜60%に保たれる
- 乾燥剤の交換不要
- 電動だからラク
- ガラス扉で見た目もキレイ(出し入れもしやすい)
【ドライボックスのメリット】
- 初期費用が安い
- 乾燥剤を入れるだけで湿気対策できる
- サイズを選べばカメラもレンズも一緒に収納できる
【初心者におすすめの選び方】
1本〜2本 → ドライボックス+乾燥剤でOK
3本以上 → 防湿庫を考える
たまにしか使わない → 乾燥剤+ケースでも大丈夫(ただし乾燥剤の交換を忘れない!)
🧴 【簡単!日常のレンズお手入れ方法】
- 撮影後 → ブロアーでホコリを飛ばす
- 指紋がついた → レンズクロスでやさしく拭く(ティッシュNG!)
- 使わないとき → 必ずキャップをする&保管場所へ戻す
🛑 【絶対やっちゃダメ】レンズ管理NG集
❌ キャップを付けずに机に放置
❌ 湿気が多い押し入れにそのまま入れる
❌ レンズクロスではなくティッシュでゴシゴシ拭く
❌ 使ったままレンズバッグに入れっぱなし(カビの原因)
❌ カメラバッグの中に乾燥剤を入れず長期保管
→ この5つは初心者さんがやりがちな失敗。要注意!
🥰 【まとめ】初心者が覚えておきたいレンズ管理の基本
やること | 理由 |
---|---|
キャップは必ず両端に付ける | ホコリ・指紋・傷を防ぐ |
湿気対策をする(防湿庫 or ドライボックス) | カビを防ぐ |
たまに動かす | カビ・固着防止、動作チェックも兼ねる |
使ったらブロアー&クロスでお手入れ | 写りがキレイに、故障も防げる |
絶対NG行動をしない | 長く安心して使い続けられる |
レンズは、あなたの写真ライフを支えてくれる大切な道具です。
正しくお手入れ&保管すれば、10年以上ずっと使い続けられます😊
「難しそう…」と思わずに、
この記事を参考に、できることから始めてみてくださいね!