【レビュー】スノーピーク「焚火台 M」|一生モノの焚き火台。重さと引き換えに手に入る“安心感”と“絵になる焚き火”

キャンプといえば、やっぱり焚き火。
その焚き火の主役を務めるのが、道具としての完成度が高い「焚き火台」です。

中でも、スノーピークの「焚火台 M」は、長年愛され続ける不動の人気モデル。無骨で頑丈。設営は一瞬。見た目も美しい。
まさに「一生モノ」として選ぶにふさわしいギアです。

この記事では、実際に使用して感じた使い心地や機能性、向いている人の特徴まで、細かくレビューしていきます。


目次

焚火台 M の基本スペック

スクロールできます
項目内容
使用サイズ約350×350×248mm(幅×奥行×高さ)
収納サイズ約450×515×32mm
重量約3.5kg
素材ステンレス(高耐久)
推奨人数ソロ〜3人程度
価格約17,000円前後(単体)

設営は“開くだけ”。1秒で使えるシンプル構造

焚火台 M は、折りたたみ式の一体構造
パーツの組み立てやネジ留めは一切不要で、手に取ってパタンと開くだけで自立します。

構造が非常にシンプルなので、初めてでも迷わない設計

時間のない設営時、疲れた撤収時、どちらもストレスゼロ。無骨な見た目に反して、扱いやすさはピカイチです。


美しくて、タフ。焚き火の“原風景”がこの中にある

ステンレスの無骨な光沢と、正方形に近いシルエット。
焚火台 M は、ただ火を焚くだけなのに「絵になる」。その理由は、素材の質感と設計のバランスにあります。

使い込むほどにステンレスは焼け色を帯びてあなただけの“味”が出てくる。それが愛着につながります。

また、薪を大胆に組んでもグラつかず、台が歪まないのも大きな魅力。ステンレスは厚みがあり、火の熱にも衝撃にも強い。
多少乱暴に扱っても、そう簡単には壊れません。まさに“焚き火に本気の道具”です。


薪がそのまま入るちょうどいいサイズ感

Mサイズは、ソロにもファミリーにも使える絶妙なサイズ。
市販の薪(35〜40cm)を切らずにそのまま入れられるちょうどよさで、薪割りや加工の手間が減ります。

グループで囲んでもちょうどいい火の広がりがあり、火力も十分。バーベキューやダッチオーブン料理にも対応できます。


燃焼効率はやや落ち着きめ。ただし工夫で改善可能

焚火台 M は、燃焼効率でいえば「超ハイパワー型」ではありません。空気の流入量が控えめなので、静かに燃える“焚き火らしい火”を楽しむ設計です。


灰の処理もしやすく、撤収も手間なし

片付け時も扱いやすく、台の端を持って角から灰をサラサラっと捨てるだけ
焚き火後にありがちな“灰が舞って大惨事”を防げるのは、キャンパーにとってうれしいポイントです。

収納時はフラットに折りたたみ、別売りの「焚火台収納ケース」やコンテナボックスにすっきり収まります。


重い。でも、その“重さ”が安心になる

唯一にして最大の注意点は重量(約3.5kg)。持ってみると、ずっしりきます。
しかしこの重さが、風にも揺れず、ぐらつかず、安心して薪をくべられる安定感につながっているのです。

「もっと軽い焚き火台もあるけど、火を前にしたときの安心感は別格」
そう感じる人も多く、軽さとのトレードオフを受け入れる価値がある重さです。


こんな人におすすめ!

✔ 焚き火を“道具としてちゃんと楽しみたい”人
✔ 初心者だけど、長く使える道具を最初から選びたい人
✔ 美しくてタフな焚き火台を探している人
✔ 薪を割らずに使いたい人(市販薪派)
✔ “静かに燃える”焚き火の時間を大切にしたい人


まとめ:焚き火の道具に迷ったら、これが正解

スノーピークの「焚火台 M」は、決して派手さはありません。
でも、設営のしやすさ・安心感・使い勝手・見た目・耐久性――全部がちょうどよく整っている、完成された道具です。

初めてでも安心して使え、道具にこだわりたくなってきても、ずっと現役で活躍できる。
キャンプスタイルが変わっても、“いつもの焚き火台”として寄り添ってくれるはず。

少し高いけれど、それに見合う「体験」がちゃんとついてきます
焚き火を、もっと好きになれる一台です。

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